<阪神0-10DeNA>◇28日◇甲子園

 阪神榎田大樹投手(26)はプロ入り後ワーストの6失点でKO負けした。5回を投げ、被安打6の3四死球6失点(自責点5)で6敗目。「ちょっとボールが良くなかった。ゲームを作ることができず、申し訳ない」と悔しさをにじませた。

 序盤から制球に苦しんだ。際どいコースをボールと判定される場面もあった。2回は2四球から8番鶴岡に先制打を許す。3回は死球の直後、4番ブランコに中越え2ランを被弾。その後もプレートの位置を調整するなど試行錯誤したが、「ちょっと変えすぎて」立て直すことはできなかった。

 「もっと早く審判の癖とかストライクゾーンを分かって投げないといけない。それは相手も同じ状況なんだから、どうこう言ってはいられない。次、登板する時までに修正したい」。自身3連勝ならずも、落ち込んでいる暇はない。中西投手コーチは「今まで巨人をずっと防御率0点台で抑えてきている。(先発入れ替えは)考えていない」と信頼する。次回は8月4日、敵地東京ドームで行われる巨人戦に先発予定。Gキラーの名にかけて、強力打線をねじ伏せる。