<ヤクルト7-13DeNA>◇11日◇秋田

 29歳の独身には、刺激が強すぎたのかもしれない。ヤクルトの先発クリス・ラルー投手が初回4失点と乱れた。登板直前、目の前でタレント壇蜜(32)が水着姿で始球式。動揺を隠せず?

 いつも苦しむ立ち上がりがさらに悪かった。先頭打者に四球を出した後、5連打を浴びて炎上した。リズムを取り戻せないまま、ハァハァと息切れしたかのように4回途中12安打8失点でKOされた。大敗の責任を背負い、試合後は無言で球場を去った。

 登板前には秋田を襲った記録的豪雨の影響で、現地入りが1日遅れる移動トラブルにも見舞われるなど散々だった。勝てば最下位脱出の一戦だったが、助っ人右腕の背信投球で連勝が4でストップした。約1カ月半ぶりに先発チャンスを与えた小川監督は「先発がすべて。毎度変わってない。気持ちが入ってる感じがしない」と、マウンドでのふてくされたような態度にも苦言を呈した。