<ヤクルト2-1中日>◇13日◇神宮
守道竜が浅尾で痛恨のサヨナラ負けだ。同点の9回から登板した絶対的セットアッパーが四球&けん制悪送球(記録は失策)のち痛打。浅尾自身2年ぶりの黒星でチームも4位に後退した。だが、9回までの展開もミスが続出。9安打を打ちながら3安打のヤクルトに負けた高木守道監督(72)も激怒した。5位DeNAとも1差で最下位ヤクルトとも2・5差。CSもピンチで尻に火だ。
サヨナラの走者がかえっても、浅尾は打球が抜けた左中間をぼうぜんと見つめていた。1-1の均衡は絶対的セットアッパーのまさかであっけなく破れた。同点の9回から登板したが1死後、四球&けん制悪送球。そして、高めに浮いた146キロ真っすぐで中村に左中間を破られた。「自分のミスでピンチを広げてしまって…。調子に関係なく抑えないと…」。11年7月13日、同じ神宮でのヤクルト戦以来2年ぶりの黒星に、浅尾も唇をかむしかなかった。
浅尾の自滅
浅尾で負けた…。このショックは大きい。だが本当の敗因は、浅尾以外にも続出したミスのオンパレードだろう。「高木監督大嫌い!」「守道、今日辞めてくれ!」。東都の竜党の激しいヤジに耐えながら、高木監督も「ああいうミスが出るから!」と吐き捨てるように言うしかなかった。
2度の本塁憤死
2回2死一、二塁で大島が中前打を放ったが、二走谷繁が上田のレーザービームにタッチアウト。4回2死二塁も中田賢の中前打で本塁を狙った平田が刺された。いずれも上位に回る場面。高木監督は「仕方ないじゃない。前進守備で相手がミスしてくれたらなんて」と、上田三塁コーチの判断に怒った。だが平田はコーチの制止を振り切っての突入で、後味の悪さだけが残った。
ルナぽろり
1点リードの5回無死一塁の守備で、畠山の弾んだ打球が併殺コースに飛んだ。だがこれを三塁ルナがファンブル。一転大ピンチとなり、その回中田賢が山田に同点犠飛を浴びた。「照明が目に入ったらしいけど…」。監督も首を傾げるしかなかった。
そして拙攻
ルナは左手のまめにテーピングを施しての強行出場で、初回に先制打を放った。だが得点はこの1点だけ。9安打しながら再三の好機をつぶし、3安打のヤクルトに負けた。監督は「うちの中軸が1本打ちゃいいんだよ。打つべきヤツが打たんから」とその後の好機で凡退したルナや和田に矛先を向けた。
負けるべくしての3連敗で4位に後退した。最下位ヤクルトにも2・5差。このままズルズル行ってしまうのか。今季の命運が決まるかもしれない東京6連戦だ。【松井清員】



