<阪神1-7広島>◇14日◇京セラドーム大阪

 左膝半月板の手術から復帰したばかりの阪神福留孝介外野手(36)が、スタメンに戻ってきた。「6番・右翼」。復帰2戦目で定位置についた。2打数無安打とヒットこそ出なかったが、2四球を選び、守備でも隙のないプレーを披露した。完全復活へ1歩ずつ近づいている。

 福留

 結果は出なかったけど、1試合、人工芝でゲームができたのは手術明けの自分としては1つずつステップを踏ませてもらっているかな。

 初回、大竹の内角に沈む変化球を見極めて、四球を選んだ。第2、第3打席こそ速球を打ち上げたが、9回にも四球で歩いた。徐々に自分の感覚で打撃ができている手応えがあるようだ。

 守備では初回、キラの右翼フェンス直撃の打球をすばやく捕球すると、すぐさま二塁へ送球。一塁止まりにした。

 「特別なことをしたつもりはない。どう跳ねるかは頭に入れてプレーしているわけだから」

 派手ではないが、効果的な守備でチームに貢献した。和田監督も「これからでしょう。状態は悪くない」と復活の気配を感じ取っていた。

 「昨日、今日と負けている。流れを変えるためにはどんどん振っていかないといけないんだけど、結果が出ていない。イライラするところはあるけど、やっていかないと」

 福留はチームの連敗について、こう語った。急速に状態が上がっていかないもどかしさを抱えながらも、前を向き、バットを振る。【鈴木忠平】