多国籍軍が解散-。オリックスが19日、ヴィニー・ロッティーノ外野手(33)、ホセ・フェルナンデス内野手(38)と来季の契約を結ばない方針を固めた。ミルズもすでに退団が決定し、今季最大10人が所属した助っ人のうちシーズン途中に退団したシュルツ、ハモンドを含めて6選手がチームを去ることになった。

 ドミニカ共和国、米国、イタリア、台湾。多国籍でバラエティーに富んだ助っ人だったが、結果は同じだった。ロッティーノは1番に座るなど、不振にあえいだ坂口、T-岡田のバックアップ要因として期待されたが、37試合で打率2割6厘。フェルナンデスも25試合で打率1割8分8厘、1本塁打と期待を裏切った。

 現在残留が決定的なのはディクソンとマエストリのみ。主砲の李大浩とバルディリスの去就は未定でダブル流失の可能性もある。球団関係者は来季について「まずは先発。野手は李大浩とバルに全力を尽くしてから。2人が残れば、バックアップ要員1人でいいくらい」と方針を明かした。

 異例の助っ人10人体制から6人が退団し、さらに2人が退団危機。外国人選手にかかるウエートも大きいだけに、今後の動向に注目だ。