オリックスの2軍監督に、BCリーグ信濃グランセローズの岡本哲司監督(52)が就任することが16日、明らかになった。18日にも発表される。

 岡本氏は和歌山県出身。神戸製鋼から捕手として85年に大洋(現DeNA)に入団。日本ハム移籍を経て96年に引退した。バッテリーコーチを経て03年~06年まで日本ハムの2軍監督を務めており、横浜(現DeNA)の編成部長やコーチも歴任するなど、指導者として豊富な経験を持つ。今季は信濃の監督として指揮を執り、オリックスにドラフト7位で指名された柴田健斗投手(24)を育てるなど指導力を発揮した。

 オリックスは組織刷新のため、弓岡2軍監督に10月末に契約更新しないことを通告。「勝てる選手を育てられて、厳しさもある人」(球団幹部)を理想とし、後任を探していた。2軍スタッフは監督だけが決まっておらず、神戸の2軍秋季練習では監督不在の状態が続いていたが、これで森脇体制2年目のスタッフがすべて固まった。

 ◆岡本哲司(おかもと・てつし)1961年(昭36)3月15日、和歌山県生まれ。吉備-神戸製鋼を経て84年ドラフト6位で大洋入団。90年日本ハムに移籍し、96年引退。現役時代は捕手で、通算89試合、16安打、5打点、0本塁打、打率1割6分8厘。日本ハムのコーチや2軍監督などを歴任し、今年はBCリーグ信濃の監督を務めた。現役時代は178センチ、94キロ。右投げ右打ち。