楽天ケーシー・マギー内野手(31)が来季も楽天に残留する方向であることが20日、分かった。球団から勝負強い打撃を高く評価され、残留を要請されていた。ただ、今月5日に帰国した際は「まだ何も決まっていない」と去就を明言しなかった。メジャーからのオファーもあるとみられるが、この日までに複数の球団幹部が「おそらく大丈夫だろう」と話した。細部の条件などはこれから詰めるが、大筋で合意した模様だ。

 アンドリュー・ジョーンズ外野手(36)も残留が決定的。攻撃の軸である2人の残留は、来季の戦力構想において朗報だ。これで、今後の外国人補強は投手に絞られた。星野監督は「投手を2人は取る」と公言している。候補として、退団する阪神スタンリッジ、日本ハム・ウルフがリストアップされているが、「新しい選手を見てワクワクしたい」というのが、同監督の持論だ。

 星野監督は、この日、帰国の途に就いた。所用のため一足早くチームを離れたが、「外国にいると情報が入ってこない。外国人のビデオを見ないとな」と言った。シーズンが終わっても、休む間もなく、新外国人選手の絞り込み作業に入る。