サイエンス左腕の元にニュートンがやってきた!

 ロッテ古谷拓哉投手(32)が8日、千葉市科学館で一日館長に就任した。大好きなプラネタリウム観覧や月の重力が体感できる「ムーンウォーカー」などを体験。「宇宙には楽しみが無限にあふれています」と非日常空間を満喫した知性派に、まさかのサプライズが待っていた。

 なんと科学雑誌「ニュートン」編集部から、千葉市在住の板倉龍第一部長がアポなし訪問。そもそもこの企画、古谷が「愛読書はニュートン」と発言したことで実現した。創刊号からチェックしているという古谷に「いつかごあいさつをと思っていた。トップアスリートが好きと言ってくれれば宇宙好きも増える。ぜひコラボを検討したい」と熱烈ラブコールに来たのだ。

 天文学者との対談、ノーベル賞で話題になったヒッグス粒子の巨大研究施設視察、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とのコラボなど、板倉氏は次々と案を披露。古谷は、自主トレ中に種子島でロケット打ち上げも見たという筋金入りの宇宙好き。「科学的なことも勉強したい」と積極的。今季9勝をマークし、開幕投手を狙ってほしいというファンには、「結果を求めるという意味では、狙うしかないですよね」。本業でも結果を残し、スポーツと科学の懸け橋になる。【鎌田良美】