阪神能見篤史投手(34)が18日、球団事務所で契約交渉を行い、3000万円増の推定年俸1億5000万円で更改した。

 能見は順調なら来季中に国内FA権を取得する。交渉で球団からは提示こそなかったが、複数年契約の話題も出た。結果的に単年契約を結んだだけに、来季は去就が注目される1年になりそうだ。

 「(複数年は)ちょっとお話はありました。まだ何も考えていないです」

 来季35歳となる能見は現時点ではまったくの白紙であることを強調した。球団としては引き留めが重要課題の1つとなる。高野球団本部長は「順当にいけば国内FA権取得ですから。そういう話はしました。(本人は)来シーズンのことしか考えませんということです」と話すにとどまった。