昨日の敵が最強の友だ。広島ドラフト1位大瀬良大地投手(22=九州共立大)と今村猛投手(22)が27日、長崎・諫早市民球場で行われた「第4回プロ野球長崎県人会
スマイル少年野球教室」に参加し、共闘を誓った。長崎日大・大瀬良と清峰・今村は高校3年の夏、県大会準々決勝で激突したライバル同士。同じユニホームに袖を通すことになり、早くも勝利の方程式結成を誓った。
同じグラウンドに立つのは、4年ぶりだった。高校生のころ。かつてはライバルだった大瀬良と今村はマウンドで再会し、和やかな雰囲気で子どもたちに指導した。プロの世界ではチームメート。同期生最強リレーで力を合わせる。
大瀬良が「先発させていただけるのであれば、今村にいいかたちでつなげられるように、ゲームメークをしたい」と話せば、今村は「1試合でも多くチームに貢献したい。0点でどれだけ抑えられるかだと思う」と応じた。先発大瀬良が試合を作り、今村で締める。来季の「長崎」無失点リレーの絵が浮かび上がるかのようだ。
大瀬良は当時を懐かしそうに振り返った。「清峰・今村の1強だった。今村を打って甲子園に行くんだという気持ちだった」。長崎日大のエースだった大瀬良は、センバツを制覇し春夏連続出場を目指す清峰のエース今村と、準々決勝で対戦した。結果は大瀬良の勝利。そのままの勢いで甲子園出場も果たした。
大瀬良は九州共立大に進学。今村はドラフト1位で広島入り。別々の道に進んだが、4年後、同じユニホームを着ることになった。今村は「初めての対戦が最後の試合だったので、印象に残っている。同じ舞台に立てるのはうれしい」と、大瀬良とチームメートになる喜びをかみしめた。
それぞれの舞台で活躍する姿に刺激し合い、4年間で互いに成長した。「長崎のみなさんから見れば(投手リレーをすることで)喜んでいただけるかなと思います」と大瀬良は笑顔で話した。鉄壁の長崎継投で、チームを優勝に導く。【宮崎えり子】



