ヤクルト岩村明憲内野手(34)が中心となった愛媛出身選手らの組織「プロ野球愛媛県人会」が29日、発足した。愛媛県内ホテルでの懇親会には、岩村のほかにオリックス平井ら現役選手12人をはじめ、中村県知事ら約200人が参加。第1回総会で初代会長に就任した岩村は「愛媛の子どもたちのために協力し合うのが僕たちのできる恩返し」と所信表明した。

 県OBには年明けにも参加を呼び掛ける。当然、プロ入りしてくる“後輩”も大歓迎だ。愛媛には来秋ドラフトの超目玉でヤクルトも1位候補に挙げる済美・安楽智大投手(2年)がいる。岩村は「肩とか肘とかいろいろあると思うけど治して高校生活を全うしてほしい。あと(進路)は彼がどうチョイスするか」と前置きしつつ「もしプロに入って、ぜひ(県人会に入りたい)となれば全力でサポートしたい」と約束した。

 愛媛は夏の甲子園の勝率が全国1位の“野球王国”だ。「誇らしい。常に1位であってほしいし、そこにいく子どもたちを育てるのも1つの目標」と来オフにも県内での少年野球教室などの活動を開始する予定。「プロ野球がある以上続けていくつもり。愛媛のプロ野球選手やメジャーの選手が増えればいいね」と、故郷に尽力する決意だ。【浜本卓也】

 ◆愛媛県の高校野球

 夏の甲子園の通算勝率6割5分(115勝62敗1分け)は全国トップ。春夏通算勝率6割1分3厘は(1)神奈川6割2分1厘(2)高知6割1分5厘に次いで3位の強豪県。甲子園優勝回数は松山商が中京大中京(11回)に次ぎ全国2位タイの7回(春2、夏5)。他に西条が夏1回、宇和島東と済美が春1回優勝している。