日本ハム斎藤佑樹投手(25)が心の闇を振り払い4年目のシーズンに挑む。1月31日、春季キャンプ地の沖縄・名護に到着した。今年は右肩関節唇損傷から完全復活を期す勝負の年。2年ぶりの1軍スタートで気持ちも高ぶる一方だ。「昨年の今年なんで。手応えあってキャンプインしているつもりです」。身も心も万全の状態で、復活のキャンプをスタートする。

 前だけを向いてきた。昨季までのふがいないシーズンを乗り越え、チームメートと足並みそろえて歩き出す日を迎えた。「優勝するための役割をしっかりやりたい」。シーズンを見据えながら力を尽くす。今や「ケガ」の看板を取り外し、気負いもぬぐい去った。栗山監督の懸ける期待も大きい。「斎藤佑樹を体全体で表現してもらいたい」。周囲の変わらない期待を力に一皮むける。

 心身共に最高レベルに引き上げてきた。「準備期間は(昨年)11、12月だけではない。ずっと始まっていたので」。体に不安はなく仕上がり具合も抜群。キャンプ中は重要視している細かい動作や変化球の精度に磨きをかけていく。8日の紅白戦で先発し大谷と投げ合う予定。「楽しみです」。沖縄の空のような曇り一つない晴れやかな笑顔が、今の自信を表していた。【田中彩友美】