日本ハム栗山英樹監督(52)がアドレナリン全開で、早くも2年ぶりのパ・リーグ制覇を宣言した。1月31日、キャンプ地の沖縄・名護入り。1、2軍全メンバーを1軍宿舎に集め、所信表明を展開した。約1分間のシンプルなスピーチ。終始、訴えたのは逆襲への誓いだった。「ただ勝ちたい。それだけ」。水を打ったような静けさの中、みんなに静かに諭したという。
セレモニーを終えると青い空が広がる球場へ、飛び出していった。午後5時。スーツからジャージーに着替えた。ホームベースにたたずみ、頭を下げる。祈りをささげた。感慨深そうにマウンドやブルペンなど選手が使用する各施設へ、清めの塩。故障なく選手が今季へ向かえるよう、右腕で豪快にまいた。「始まったって感じがするよね。決戦だね」。
世代交代が今キャンプの狙いの1つ。主力の大シャッフルも視野に入れながら、戦力の見極めを図っていく。補強に派手さはないが、堅実に弱点を埋めた自負がある布陣だ。「優勝するんだよ、勝つ」。子供のように無邪気に繰り返し、連呼した。「一生懸命やること。その約束は(選手に)守ってもらう」。中田、斎藤、大谷らタレント軍団を率いて3年目。決意の球春が始まる。【高山通史】



