<ソフトバンク1-3日本ハム>◇2日◇ヤフオクドーム
今年も初物アレルギー症状が出てきた。ソフトバンクがプロ初登板初先発だった日本ハム3年目の上沢に負けた。6回までわずか3安打で1得点。「初物に弱いね。どんどんといかないと。そういうイメージをつけないと。早く(特徴を)察知することやね、新しい人は」。自らの花粉症は小康状態に入った秋山幸二監督(51)も、この虚弱体質だけは認めるしかない。
3回に内川はやや高く浮いたスライダーを適時二塁打にした。ただこれ以外、上沢はきれいに制球し、投げミスも少ない。5度あった得点機で、4番李大浩は2三振。鋭い縦スライダーに加え、シュートしながら落ちるフォークボールはやっかいだった。カウント球、決め球にもなり、柳田は2打席連続で空振り三振など打線は寸断された。
1日もメンドーサに7回途中まで1得点に抑えられ、2日連続で初物に白星献上した。相手のデータが少なく、軌道や間合いを把握しづらい。そんな条件下で、指揮官は「察知力」のなさに危機感を抱いたが、今に始まったことではない。昨年もオリックス松葉、DeNA井納、ヤクルト小川、巨人菅野と初対戦の新人4人に白星を授けた。相手の特徴を察知、対応する力が求められる。
古来、日本で長寿の秘訣(ひけつ)ともてはやされる初物ながら、ソフトバンクは伝統的に相性が悪い。苦手なタイプを向こうに回し、寺原が3回までに2被弾で3失点では流れも苦しかった。開幕3戦連続2桁安打の打線が2戦2得点で連敗。秋山監督は「打つ方が戻ってこないと」とうなった。【押谷謙爾】



