連投、イニングまたぎもいける!
阪神の守護神呉昇桓(31)が今日3日ヤクルト戦からの今季初の9連戦で「フル回転」する。2日、甲子園練習を指導した山口投手コーチが「いけるところまでいかせるよ。日本の野球に慣れてきたんじゃないか。(登板間隔を)空けたり、詰めたりする」と話した。
ここまで12試合に登板してリーグ2位の6セーブ。ヤクルト、中日と転戦した後には9日から甲子園で強敵の巨人を迎える。交流戦前の大切な戦いになるだけに、防御率2・25と安定感のあるクローザーが君臨するのは、チームにとって頼もしい。
過酷な連戦でチームが期待するのはフル稼働だ。先発完投が理想だが、今季は3度にとどまる。継投での逃げ切りが基本パターンになり、鉄腕を惜しみなく投入する考えだ。昨年12月、韓国ソウルでの入団調印式でも「自分は何イニング投げてもいい。抑えることが一番大事。5イニングまで投げたこともある。抑えはチームに必要なときに抑えるだけ。1週間6試合すべてに投げるつもりで準備します」と意気込んでいた。
昨秋の韓国シリーズでは最長5イニング目に入るなど、1イニング限定のスタイルではない。4月下旬の体調不良も、すでに全快。同30日広島戦では最終回を3者凡退だった。直球は150キロ台をたびたび計測したものの不満顔。「もっと良くならないと。スピードももう少し出る。もっと良くなる」。馬力全開の剛腕が連日連投すれば、虎の快進撃はさらに加速する。【酒井俊作】




