<ロッテ5-1西武>◇3日◇QVCマリン
開き直りの一打からロッテがやり返した。1番で先発起用された荻野貴司外野手(28)が、1回先頭で左前打。前日2日、西武岸に喫したノーヒットノーランの呪縛をいきなり振り払って先制のホームを踏み、一気に流れを呼び込んだ。「何とかチームに勢いをつけたかった。開き直っていきました」と勝利への貢献を喜んだ。
最終打者だった前夜に打ち取られた球と同じ、チェンジアップをはじき返した。今季25打席目での初安打。「自分的にも1打席目で打ててホッとしたのもありました」と素直に明かした。右膝関節炎で開幕は2軍スタート。4月4日に昇格も、今度は不振から登録を抹消された。いい当たりも野手の正面へ飛び、結果が出ないことで陥った悪循環。1軍に復帰した2日は、大記録達成を打席で見届けた。それでも「昨日は昨日、今日は今日」と切り替え、チームと自身の負の連鎖を断ち切ってみせた。
伊東監督も「貴司(荻野)のヒットが一番うれしかったよ。彼が戻ってくれば守備も足も使える。全てに必要な選手なのは間違いない」とたたえた。チームの連敗も2で止まり貯金1。荻野貴は、全打席出塁の活躍にも「ようやくチームの一員になれた感じはしましたが、これからです」。巻き返しに、欠かせない男が戻ってきた。【佐竹実】




