巨人原辰徳監督(55)が初めて試合の行われた日にチームを離れ、指揮を託した事実が、原貢氏(79=東海大系列野球部顧問)の病状が予断を許さないことを示していた。4日の夕刻に心筋梗塞と大動脈解離を併発。神奈川県内の病院に入院した。一夜明けても好転の兆しが見られなかった。原沢球団代表兼GMが「距離もそう離れていない。私の判断で」と配慮して帰京を勧め、5日の朝、病院に向かった。現場に迷惑を掛けたくないとする責任感から、即日に報告せず、ギリギリまで様子を見たとみられる。

 昼過ぎに到着し面会した。貢氏は痛みを抑える薬を投与され、寝ている状態だった。倒れたときよりも顔色は良くなっているが、重篤な状態に変わりはないという。病院への行き帰りの車中で試合を見届けた。球団を通し「父は今、一生懸命闘っている状況です。今は、見守ることしかできません」とコメントした。今日6日は、東京ドームでDeNA戦が行われる。原監督は通常通り指揮を執る。