<西武0-5楽天>◇5日◇西武ドーム
ボブは今年も健在だ。「ボブ」の愛称を持つ楽天川井貴志投手(37)が西武戦で今季初登板初先発。5回2/3、4安打無失点で白星を手にした。毎年のように、先発ローテが苦しくなる5月以降に昇格。首脳陣から「困った時のボブ」と呼ばれるが、今季も8連戦の第7戦で務めを果たした。「いや~、いつもこの時期なんで。でも、うれしいです」と照れ笑いを浮かべた。
投球の基本に徹した。「3者凡退は難しい。回の先頭だけは出さないように。ファームから取り組んできた」と、6回まで先頭打者を確実に仕留めた。3回には2死満塁を招いたが「逃げ道はない。思い切って腕を振った」と、4番浅村をインハイ135キロで詰まらせ左飛。16年目を迎え、オフのウエートトレーニングを増やした。最速は139キロも、球威が増した。
2軍の酒井チーフ投手コーチは「困った時じゃなく、開幕からいけた。それぐらい、今年のボブは良い」と証言する。2軍でも爪を研ぐことを怠らなかったから、出番をものにした。川井は「6回、7回までは投げたかった。しっかり練習して、次は投げきれるように」と反省を忘れなかった。借金は1つ減り3。ボブが加わった先発陣で、完済を目指す。【古川真弥】




