<ヤクルト13-1阪神>◇5日◇神宮

 雨降って地固まった。ヤクルトが雄平外野手(29)、荒木貴裕内野手(26)の“ダブル2発”を含む先発野手全員安打で阪神に快勝。今季最多13得点に小川監督も、「今日はみんなよくつないでくれて、内容ある攻撃だった。メッセンジャーを打てたのが大きいね」と、打線の頑張りをたたえた。

 主砲不在を、つなぎの意識と集中力でカバーした。バレンティンが前夜に痛めた右内転筋の影響でベンチスタート。その穴を埋めたのは伏兵の4発だった。まずは荒木。2回に今季1号ソロを放つと、8回にはダメ押しの2号3ラン。「バレンティンがいなくても後ろに、後ろに、という気持ちでみんなが打席に入っていた」と、チーム打撃が好結果を生み出した。

 そして雄平だ。4、5回に初の2打席連続弾。小川監督からの「結果を気にせず、まずは自分のスイングをしろ」という助言が効いた。そして「バレンティンがいなくてもいつも通り。自分のことに集中しました」と力を込めた。

 バレンティン抜きでの4本塁打は今季初。当の本人は、本塁打後に渡されるつば九郎人形の受取係に専念?

 し、休養に努めることができた。能見、メッセンジャーの主戦を攻略しての今季3度目のカード勝ち越し。チームにとっても、主砲にとっても大きな1勝となった。【佐竹実】