<ヤクルト13-1阪神>◇5日◇神宮
虎党の少年少女は泣いていた。「こどもの日」の見せ場のない負けっぷりに、阪神和田監督へスタンドから声が飛んだ。「和田~、大和はセンターのレギュラーやぞ~」。そんなことは分かっている。それがベストだと判断した。2年ぶりに二塁に大和外野手(26)を起用。起爆剤にはならなかった。
和田監督
状態のいいリードオフマンがいなくなったわけだから。みんなでカバーしていかないといけないかな、少し落ち着くまでは。
上本が右手親指骨折で離脱した。開幕カードで負傷した西岡もリハビリ中。前日4日は左打ちの荒木を昇格即先発させたが、左腕八木への選択肢は内野守備にも定評のある「大和」だった。試合前は指揮官自らがノックバットを握り気合を注入。関西から急きょ内野用グラブを取り寄せた大和は、3回1死一、三塁で畠山の二ゴロを素早く併殺に仕留めた。
大和
違和感はありましたけどミスなくできた。任されたところをしっかりやるだけです。
前日4日から今成も二塁でノックを受ける。和田監督は「可能性のない選手に練習させるつもりはない。今成も候補に入ってくる」と言った。虎将が現役時代にプレーし、重要視するセンターラインがグラグラする。守備だけでなく、1番不在の攻撃陣も沈黙…。3位転落以上に、今後に不安を残すセカンド非常事態宣言。首位広島とは2ゲーム差、悠々とコイを昇らせた日だった。【近間康隆】



