<西武0-5楽天>◇5日◇西武ドーム
楽天の切り込み隊長が持ち味を発揮した。岡島豪郎外野手(24)が3回、西武牧田から先制の4号ソロを放った。初球を捉える積極打法が生きた。2-0の6回1死二塁では中前打でつなぎ、試合を決定づける追加点をお膳立てした。大型連休に合わせた8連戦最後のカードとなる西武2連戦で、初戦の白星に貢献した。
岡島は腹をくくった。3回の打席へ向かいながら「甘い球が来たら、初球からいく」と決めた。前の打席の反省があった。1回先頭。西武牧田に2球で追い込まれた。どちらも外の球を簡単に見逃した。そこからファウル2つで粘ったが、最後は外の緩いカーブに空振り三振。同じ失敗は繰り返さない。そう誓った第2打席だった。初球。スライダーが真ん中に入った。思い切り振り抜くと、打球はバックスクリーン右横まで飛んだ。「いつもホームランは狙ってないんですけど、結果オーライですね」と笑顔がはじけた。
1番打者が打つと打線が勢いづく。2-0の6回には、1死二塁で中前打を放った。好機を広げ、この回の3得点につなげた。中前打も、2球目のファーストストライクを打った。「1回は簡単にストライク、ストライク。それがあったから、(積極性を)出していこうと思いました」と言った。甘い球は初球から。追い込まれたらファウルで粘る。それが、岡島スタイルだ。星野監督も「そうじゃなきゃ。ファウル、ファウルで粘れば甘い球が来るんだ」。本来の打撃で、チームの勝利に貢献した。
3年目を迎えた今季は「首位打者」という大きな目標を掲げている。2月の久米島キャンプで、朝の声出しの時間に全員の前で宣言した。男は黙って、の対極を行く。開幕前に、その理由を問われ「やっぱり、ああいう場で言わないといけません。去年は3割(打率3割2分3厘)を超えたけど、年間を通じて出られていない。今年は、1年間1番を打って、チームの勝利に貢献したいんです」と熱っぽく語った。投打がかみあい、借金は3に減った。燃える切り込み隊長が、チームを上昇気流に導く。【古川真弥】



