<ソフトバンク4-6西武>◇9日◇北九州

 ソフトバンク摂津正投手(31)が今季最短の5回4失点で降板した。珍しく制球に苦しんだ。4四球を与え、それ以外にも3ボールにする場面が4度。微妙なコースに決めきれず、毎回走者を背負い、108球も費やした。

 1点リードの4回、炭谷に同点適時打を浴びると、2死三塁から脇谷、大崎に連続適時打。高めに浮いた球を狙われた。4安打を集中され、一挙に3点を失い逆転を許した。「先制してもらったのに、波に乗ることができなかった。野手のみなさんに申し訳ない」。7回に一時追いつき黒星は免れたが、チームは競り負け、連勝は4でストップ。今季7戦を投げ2戦続けて勝ち星を挙げられない。本調子ではないエースは試合後、厳しい表情でバスに乗り込んだ。

 ▼摂津が北九州で5回4失点で降板。地方球場では昨年まで9試合に登板し5勝1敗2ホールド、防御率2.68と好相性だった。また5イニングでの降板は今季7試合で最短。