<阪神2-4巨人>◇9日◇甲子園

 代打で出場した阪神新井貴浩内野手(37)が反撃のタイムリーを放った。勝ち越された直後の7回、1死一、二塁。巨人西村のシュートを痛烈に中前へはじき返した。これで2点差と詰め寄ったが後が続かなかった。

 開幕から代打として起用されている新井だが、4月22日の中日戦で決勝打を放って以来、無安打。この日のヒットは実に8打席ぶりの快音だった。結果が出たことについては「いつも通り。そりゃあ結果が出れば違うけど、いつでも同じ準備をして、だね」と話した。打っても打てなくても、次の打席を見据えてきた。打線がそろって低調だが、終盤の代打攻勢となれば頼れる男が控えている。

 ▼7回に代打新井が中前打。9回には代打新井良が左前打。新井良が阪神に移籍した11年以降、新井兄弟が同一試合に代打起用されたのは4度目(いずれも今季)で、そろって安打したのは初となった。