<オリックス6-7阪神>◇21日◇京セラドーム大阪
心の強さを見せつけるスーパーショットだった。9回2死。阪神マウロ・ゴメス内野手(29)が強振した白球は天井に当たりそうな弧を描いてスタンドイン。まさに4番の一撃だ。苦戦するチームを救う8号ソロで、白星を引き寄せた。「リラックスしていい打席にしようと思った。本塁打は狙っていなかったけど、芯で捉えるようにした。勝利に直結するもので、特別なものだった。オオキニ!」。ヒーローインタビューの余韻を楽しむかのように、ベンチ裏でも「オオキニ!
オオキニ!」と笑顔で叫んだ。
失敗を引きずらないのが強みだ。「それまでの打席は振ってはいけないボール球に手を出してしまっていた。最後は初球のボール球を落ち着いて見逃せた。甘い球が来れば振ろうと思っていた。それができた」と振り返る。関川打撃コーチも「それまでの内容を見ると不安になるけど、ああいうのがあるから4番だね」と絶賛した。
シーソーゲームを制した和田監督も「あれが4番の仕事。道中、いろいろあるけど決めるところで。昨日、あんな負け方をした。今日は絶対にとりたかった」と胸をなでおろす。明日23日からは敵地ソフトバンク戦。虎の「ザ・4番」がタカ軍団の脅威になる。【酒井俊作】



