<オリックス6-7阪神>◇21日◇京セラドーム大阪
ドームに響いたチャンスマーチを止めたのは阪神安藤優也投手(36)だった。7回1死一、三塁で加藤の後を受けて登板。失点すれば限りなく勝利は遠のく場面で耐えた。スライダーを大きく引っかける暴投で二、三塁としたが、安達、鉄平を内野ゴロで仕留めた。8回には2死一、二塁のピンチを招くもT-岡田をフォークで空振り三振。珍しくガッツポーズで喜びを表現した。
イニングをまたいでの力投も「福さん(福原)がいないからね。7回はもともと自分の持ち場なので。ゴロアウトがほしい場面、狙い通りですね」。クールに振り返ったが、1回2/3を無失点でしのいだ力投が勝利の女神を振り返らせた。
オリックスは6回から守備固めを配置し、逃げ切り態勢。一方阪神は6回以降、毎回走者を出し、7回、8回には得点圏まで攻め込まれた。不利な状況でゼロを刻んだ意味は、あまりに大きかった。
和田豊監督(51)も「計算より(投入が)早かった中でね。本当に後ろの投手が粘ってくれた結果」と最敬礼した。目立ちにくいポジションでフル回転。2勝目を挙げた陰のヒーローは、静かに屋台骨を支えている。【池本泰尚】



