<オリックス8-1広島>◇24日◇ほっともっと神戸

 オリックスがセ・リーグ首位の広島に連勝し、84年以来となる両リーグ30勝一番乗りを果たした。

 主役は今季4度目の4番に入ったT-岡田外野手(26)だ。1回の先制打に続いて、4回に4月30日以来となる4号2ランでダメを押した。4番では今季初アーチ。5月は不調で、打率も3割を切っていただけに「コンパクトに打てた。4番を打ちたい気持ちはあるが、結果を残していない。信頼してもらえるような打撃をしたい。いいきっかけにしたい」と巻き返しに燃えている。

 前田、大瀬良と広島の誇る右腕2人を倒し貯金も今季最多の14。森脇監督は、親友だった故津田恒実氏と同じ14番を背負う大瀬良から8点を奪い、プロの厳しさを見せつけた。「必ず津田を超える投手になれると思う」と大瀬良の可能性を評価し「スキを見せず集中してくれた」と、その好投手を攻略した選手をたたえた。【高垣誠】