<日本ハム3-1阪神>◇5月31日◇札幌ドーム
阪神能見篤史投手(35)は好投も勝敗はつかなかった。8回を3安打1失点。3試合連続の2桁となる10三振を奪った。105球の快投。9回の攻撃時にもキャッチボールで備えていたが打席が回ってきたところで役目を終えた。
「感じはよかったです。真っすぐも変化球もですね。三振もとれるところでとれたので。マウンドも大丈夫でした」
ファーストストライクから積極的に振りにくる日本ハム打線を技でかわした。原点である右打者の内角低め直球を軸に、スライダーを両コーナーに決めた。積極スイングを逆手に取ってカウントを稼ぎ、凡打の山を築いた。札幌ドームは05年、プロ初完投勝利を挙げた思い出のマウンド。相性のよさは発揮したが、6勝目はつかめなかった。
唯一の失投は、7回先頭の大谷への2球目だった。123キロのスライダーが内側に入った。痛恨の同点ソロが右翼席に吸い込まれた。今季10試合目で初めて勝敗がつかなかった。
エースは最後まで表情を変えずに、バスに乗り込んだ。



