日本ハム大谷翔平投手(19)が、広島前田の「二刀流」を警戒した。今日4日の同戦(札幌ドーム)で初めての投げ合いが実現。DH制がなく打席にも入るため「まずは抑えることを考えて、チャンスでまわってくれば打ちたいです」と、投打での活躍をもくろむ。

 好打者が並ぶ打線に対し、大谷は意外な名前を口にした。「前田さんは打撃がいいし、しっかりと抑えに行く。投手だから…とか、関係ない」と、前田のバットにも警戒を強め、投打“ガチンコ”勝負を挑む。

 背番号11の先輩ダルビッシュ(現レンジャーズ)は10年5月の広島戦で、打席の前田にあえて全球種を披露した。栗山監督は言う。「一流の世界の選手しか感じられないものがある。(前田は)そこから一気に開花した」。同じように大谷にも、「感じ取ってほしい。去年もマー君と投げ合わせたよね。そこには大義があると思っている」と期待した。