左膝手術を受けリハビリ中の日本ハム稲葉篤紀内野手(41)が、10日からのイースタン・リーグ巨人3連戦(ジャイアンツ)で実戦復帰することが濃厚となった。3日、1軍に一時合流し首脳陣に経過報告した。札幌ドームで広島戦前の練習にも参加し、一塁守備や打撃練習などを行った。

 同行する2軍のDeNAと対戦する北海道遠征(7日=室蘭、8日=函館)は出場が見送られた。「(患部の状態を)確認しながら動く」と復帰前の最終調整となる見込み。来週以降、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷での試合が17日までなく、移動の負担が少ない巨人戦が復帰舞台の候補に挙がっているもようだ。

 この日は39スイングで3本の柵越えを披露。「打撃は、もう100%の力でできる」と、順調な回復具合を見せた。あとは走塁面。「(左膝は)日に日に良くなっていくと思う」と手応えを感じていた。