<楽天4-3阪神>◇3日◇コボスタ宮城
まさかの結末に主砲の表情に影が差した。阪神マウロ・ゴメス内野手(29)の一撃は空砲に終わった。1点リードの8回1死一塁。福山の浮いたスライダーをとらえると高々と左翼上空を舞う。牧田が手を差し出す先へ、オーバーフェンス。11号2ランは勝利を確信させる1発に映った。
ツキもあった。着弾点は昨季から新設された「Eウイング」だった。かつて甲子園にあったラッキーゾーンをほうふつさせるフェンスを越えていった。「高く上がったから、どうかなと思ったけど…。手が伸びる位置にいい形で来た。いいスイングをできたと思う」と振り返る。運も味方したが、最後に見放された。
勝負を大きく動かす存在感も備わりつつある。メジャー通算434発のジョーンズの前で、堂々たる4番の姿を見せた。楽天にもアーチを浴びせ、これで9球団目の本塁打だ。悔しすぎる結末を慰める、せめてもの1発だった。



