<中日6-3楽天>◇7日◇ナゴヤドーム

 中日が最大6あった借金を完済した。4月25日以来の勝率5割復帰に導いたのは今年36歳になる森野将彦内野手と山井大介投手(36)の2人。お立ち台に上がった森野は「山井さんが投げればよく打ちますね?」とマイクを向けられると、山井を見つめて苦笑い。「そうですね。好きなんですかね」と笑わせた。

 愛情あふれるプレーで同学年右腕をアシストした。まずは守備。1回。いきなり先頭岡島に左前打で出塁を許したが、続く藤田の鋭い打球を一塁手森野が横っ跳びでキャッチ。「自分でもいいプレーだと思った」と自画自賛の併殺で先制の芽をつみ取った。バットでは3回に右前適時打を放つなど、11年7月13日ヤクルト戦(神宮)以来となる1試合4安打。止まらなかった。

 森野も山井との巡り合わせに「不思議ですよね」と首をかしげた。今季、山井が登板した試合は11試合。森野は43打数18安打、打率4割1分9厘、12打点と打ちまくる。「山井が投げるから今日は打てるだろうという気持ちがいい方向にいっている」。精神的なプラスが森野に力を与えているようだ。

 今季楽天に4戦全勝。チームは交流戦首位を守った。谷繁兼任監督は「良くも悪くもない。まだ課題はいっぱいある」と表情を崩すことはなかったが、森野は「貯金をつくれるように、交流戦優勝できるように頑張りたい」と声をはずませた。リーグ3位の阪神が敗れたため、今日8日にも3位浮上の可能性がある。【桝井聡】