タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングスの株主総会が13日、大阪市内で開かれた。交流戦で波に乗れない現状もあり、株主からは和田豊監督(51)の采配批判とともに「このままならクビ」などの厳しい指摘が飛んだ。首位巨人と3・5ゲーム差の3位。契約最終年となる3年目和田監督はシビアな目にさらされている。
4200人を超える出席者が、次々と手を挙げた。質疑応答の時間帯で、系列ホテルのメニュー表示偽装問題への質問殺到と思いきや、南球団社長がマイクへ向かった。まずは男性株主Aさんが切り出した。
不振で2軍調整の福留を非難しながら「下げたん和田監督です。何で今まで使ってたのか。何でこのタイミングで落とすのか。信頼するなら、ずっと出せという話」。標的は和田監督へ移行。契約最終年の指揮官へ、厳しい言葉を浴びせた。
「采配も訳分かりませんがな。普通にやってたら勝てるもんを、訳分からんことして負けてくれる。そんな難しいことせんでよろしいから、普通にやるように言うてください。あの人3年目です。このままいったら続投はないと思います。このままいったらクビやと思いますので。後がないんやったら本気でやれと」
1カ月ほど連勝がなく、首位巨人とは3・5ゲーム差の3位。決してボロボロに言われるほどの低迷ではないが、愛情たっぷりの虎党の目はシビアだった。
南球団社長は「負けが込んできますと戦犯探しに陥りますし、特に監督の采配がクローズアップされます。実際、ベンチの原因で負けているような試合もあるかと思いますけれども、いろいろな要素が重なり合ってのもの。選手起用や采配は監督の専権事項ですので信頼して任せたい」と回答。監督人事に関する意見には「シーズン中ですし、今日この場でのご回答は控えさせていただきます」と遮った。
首位争いをしていた昨年こそ無風状態ながら、11年は金本の守備や真弓監督の采配へ意見が飛び、12年は城島や小林宏を「不良債権」と言われた。辛らつな声の出る株主総会で、2年分の思いを告げられた形になった。Aさんに始まり、3人の株主が意見した。南社長が「シーズンも半分以上が残っております。夏場にかけて盛り返していくと期待しております」と頭を下げると、会場からは拍手が起きた。9年ぶりの優勝しか納得できない。厳しい目線が和田監督に注がれている。【近間康隆】



