中日大野雄大投手(25)が27日に再開するリーグ戦の“開幕投手”を託された。1ゲーム差に迫った3位阪神との直接対決。いきなり大一番だ。23日は休日だったがナゴヤ球場に登場。オフ返上練習で汗を流し、気合の必勝宣言だ。

 大野

 重要な試合を任せてもらいました。3連戦でひっくり返せるように何としても頭を取りたいです。

 目指した本当の開幕投手は川上に奪われた。だが再開リーグ戦の先陣は、首脳陣が今後の軸と期待する証しだ。開幕から3連敗したが、その後6戦負けなしの4連勝。調子を取り戻し、信頼も勝ち取った。阪神に2勝1分け以上なら、谷繁体制初のAクラスに浮上。初戦の大切さを理解する男は、すでに虎退治モードだ。

 大野

 西岡さんが帰ってくるんですよね?

 打つと盛り上がるので、勢いをつけさせないようにしたい。

 警戒する筆頭に故障からの復帰を目指す西岡を挙げた。打たれればその試合だけでなく2、3戦目にも影響する。逆に完璧に封じて消沈させれば3連勝にも視界が開ける。通算は6打数3安打。ムードメーカー封じに細心注意を払い、狙うは12年にプロ初勝利を挙げた甲子園での快投再現だ。

 大野

 (初戦を任されたことで)好投手と当たる機会も増える。1試合1試合責任感を持って投げたい。

 首脳陣は中5日でフル回転させるプランも描いているようだ。中5日なら阪神戦に続き7月4日巨人戦、10日ヤクルト戦、16日阪神戦と球宴前の6カードで4試合に投げられる。台所事情が苦しい中、今や頼りはその左腕。まずは初戦を取って0差接近だ。【松井清員】