巨人独走は許さない。リーグ戦再開で阪神は能見篤史投手(35)、ランディ・メッセンジャー投手(32)、藤浪晋太郎投手(20)の3本柱にかかるウエートが大きくなる。交流戦は3投手で計4勝7敗。能見とメッセンジャーは1勝ずつにとどまった。もたつく間にリーグ首位に立った巨人の勢いを止めなければ、チームの浮上もない。

 7月11日から直接対決3連戦がある。中西投手コーチは「止めにいかなあかん。ただその前にこっちの勢いを戻さないと。そういう意味では3人で貯金できるように」。球宴後の21日からも巨人3連戦が控える。能見、メッセンジャーを重点的にぶつけるG倒ローテを組む可能性も出てきた。

 6月27日以降は3本柱を中心に、岩田、岩崎、秋山が脇を固める予定。榎田は中継ぎでスタートも、巨人戦では先発もにらむ。藤浪は再開される27日からの中日3連戦に配置される可能性もあり、貯金量産を目指す。