阪神の「首脳会談」が24日、神戸市内で開かれた。坂井信也オーナー(66=電鉄本社会長)が主催する夕食会に、和田豊監督(51)や南球団社長、高野球団本部長、中村GMらが出席。例年は球宴期間中に行うことが多い慰労会で、今季は球宴休みが短いことなどから前倒しした。昨年の会食後は「チームとして1つの方向を向いている」と収穫を挙げた和田監督だったが、9勝15敗に終わった交流戦の反省など、厳しい報告の場になってしまった。

 27日中日戦(甲子園)から始まるリーグ戦へ、気合は十分だ。甲子園での全体練習前には外野芝生にナインを集めて「もう1回、開幕のつもりで頑張ろう」などと訓示した。練習途中には鳴尾浜へ移動して、ウエスタン・リーグのオリックス戦で西岡らの動きをチェック。試合後も1時間近くネット裏に残り、若虎を熱心に見守った。契約最終の3年目、勝負の夏へ突き進む。