中日エクトル・ルナ内野手(34)が24日、大島洋平外野手(28)との「OL共闘」で逆転奪首を誓った。首位打者争いトップは同僚大島の打率3割4分3厘で、ルナは2厘差で2位につける。3位以下を1分以上離し、早くもチーム内白熱バトルの様相だ。だがナゴヤドームで全体練習に参加したルナは笑って言った。

 ルナ

 僕たちは争っているんじゃなく仲間。彼がよく得点圏に進むから僕は打点も稼げる。このまま打ち続けてほしいと思っている。最後に2人で首位打者を取れれば一番いいね。

 ライバル視するどころか感謝していた。チーム1位の47打点はリーグ最多97安打&同2位の16盗塁をマークしている1番打者のおかげ。大島をかえそうとより集中力も増しているという。一方の大島も「出ればルナがかえしてくれる」と信頼。2人の上昇曲線とマッチした交流戦は13勝10敗1分けフィニッシュ。3位阪神との3連戦で27日に再開するリーグ戦にも、OLタッグの勢いをぶつけるだけだ。

 ルナ

 勝って3位に上がれればいい。でも僕たちの最終目標は1位だ。谷繁監督を胴上げできるように、もっともっと頑張りたい。

 1差の阪神に2勝1分け以上ならAクラスに浮上。だが目標はもっと高い。標的はあくまでは6・5差の首位巨人だ。2番エルナンデスも好調で、1~3番がビッグな夢を呼ぶ、上位浮上の旗印。さあ、まずは甲子園で虎退治だ。【松井清員】

 ◆同一球団の首位打者争い

 56年の西鉄では豊田泰光と中西太がデッドヒートを展開。豊田が3割2分5厘1毛、中西が3割2分4厘6毛で、豊田が5毛差でタイトル獲得。近年では、07年ヤクルトの青木宣親が3割4分6厘で首位打者となり、2位ラミレス3割4分3厘を3厘差で振り切った。中日では66年に中暁生3割2分2厘(3位)江藤慎一3割2分1厘(4位)と上位に食い込んだが、長嶋茂雄(巨人)3割4分4厘に首位打者を譲った。