巨人は25日、東京ドームでの全体練習中に、今季初めてとなる非公開練習を取り入れた。キャッチボール終了後に約40分間、フィールドに通じる出入り口を封じ、密閉空間をつくった。サインプレー、シフトなど、チーム単位での確認事項を徹底したとみられる。交流戦終了後の5日間を有効に使い、万全で28日ヤクルト戦(秋田)を迎える。
久しぶりの非公開だった。原辰徳監督(55)は「みんなに解読されないようにね」と笑い、「練習には、個人単位での練習と、チーム単位の練習がある。昨日(24日)はバッティングで、個人練習の日だ。今日は、チーム練習の日だね」と説明した。立ち入り禁止が解除されると、通常の練習を行った。
手の内が知れたセ・リーグのライバルたち。特に、投手、捕手、内野手が心を合わせて塁上の走者をアウトにするけん制のピックオフプレーは、練習で呼吸を合わせないと成功が難しい。一方で、成功すると相手に与えるダメージが大きく、勝利に直結する。巨人は近年、ここ一番で威力を発揮するお家芸といえる。
偽装スクイズを代表とした、年に1度あるかないかのビッグプレーも、伝統的に非公開で訓練する。本命が初めて敷いたカーテンは、本気で勝ちにかかる裏返しでもある。【宮下敬至】



