神風を吹かせる。阪神と宿敵との戦いのドラマがいよいよ再開する。わずかな充電期間は、3日連続の全体練習で締めくくった。和田豊監督(51)は26日、二塁や本塁、ブルペンへと精力的に動き回りながらナインをチェック。青芝の香り漂う青空の甲子園で、気持ちを高めた。
「明日からの3つは大きなポイントというか、簡単に考えていない。再スタートを切る上でもう1回、風を吹かせないといけないし、雰囲気も盛り上げていかないといけない、流れも持ってこないといけない」
苦難の1カ月とおさらばだ。貯金6で突入した交流戦は、過去最低勝率で勝率5割になった。22日楽天戦後に「ゼロからのスタート」とつぶやいたように、再び開幕戦の意気込みを持つ。1ゲーム差に迫られた中日との3連戦。「ジリジリ上がってきてる」と警戒する竜をたたいて、球宴までの18試合でダッシュする。
節目に合わせて西岡と福留が戻ってきた。そっぽを向いてきた風が、追い風になる土壌がある。「気持ちの上では日々新た。明日を迎えるにあたって、このメンバーでいく、という雰囲気ができた」。契約最終年の3年目、勝負の夏へ虎将の準備は整った。【近間康隆】



