<DeNA0-3阪神>◇5日◇横浜
若い力が、チームの4連勝をもたらした。阪神岩崎優投手(23)がDeNA打線を7回無失点。4月24日以来、7試合ぶりの3勝目を手にした。結果にこだわったマウンド。決意は1回の先頭桑原に、いきなりの5球連続直球勝負。最後は138キロ直球で空振り三振を奪い「自信のあるボールで勝負したかった」。制球がばらついても、変化球に頼らず直球重視を選んだ。最大のピンチとなった4回1死一、三塁ではスクイズを試みた8番黒羽根が、136キロをファウルにした。DeNA中畑監督に「気迫のこもったピッチングだった」と言わしめるほど、スピードガンでは計れない気持ちがボールにつまっていた。
前日4日は故郷・静岡でDeNA戦が行われた。静岡入りした3日には実家に直行。家の畑で取れたトマトを朝から煮込み、母恭子さん(51)が待っていた。特製のミートスパゲティを頬張り、英気を養った。静岡で受けた大歓声と、おふくろの味を力に腕を振った。「(1勝は)うれしいですけれど、これで終わらないようにしたい。このピッチングを続けていきたい」と浮かれるはずがない。その顔には「やれる」手応えがにじんでいた。【松本航】




