<DeNA6-12阪神>◇6日◇横浜

 乱打戦の中でも阪神マット・マートン外野手(32)の存在感は別格だった。1回2死一、二塁から加賀美の変化球を捉えた。外角低めの難しいコースを右中間へ。打ち合いのゴングを鳴らす2点適時打だった。1点を返された後の3回、今度は左翼線への適時二塁打で突き放した。7-6と1点差に迫られた9回には中前にはじき返し、一挙5点猛攻のきっかけをつくった。3安打3打点で2試合連続の猛打賞。「個人的にいい3連戦になった。いい状態が続いているので、打てる球をしっかり打とうと思っている」と話した。

 “神様”とあがめられたあの打撃が戻ってきつつある。4月は3割7分、5本塁打、29打点と打ちまくった。だが、5月は2割8分9厘、6打点、6月も2割8分6厘、5打点と下降すると、チームも失速した。7月に入り5試合で打率4割2分1厘、6打点と本人の言葉通り、上昇カーブを描き始めた。チームも一気に5連勝。猛虎再来を予感させる。打線は毎回の17安打で12得点。その中心にはマートンが位置していたのは確かだ。