<ソフトバンク5-7オリックス>◇8日◇ヤフオクドーム
オリックスが助っ人ウィリー・モー・ペーニャ外野手(32)の豪快な1発で、首位を奪回した。3回、右中間へライナー性の19号ソロ。古巣ソフトバンク戦では打点ゼロだったが、この日は2安打1打点。打点を挙げれば19勝3敗、本塁打した試合は14連勝と大砲の存在感を示した。先発西も苦しみながらも11勝目を挙げた。
博多っ子を歯ぎしりさせた。オリックスの大砲ペーニャが、古巣にその強烈なパワーを見せつけた。5点先制直後の2回に、西が5連打されるなどで4失点。その嫌なムードをひと振りでふり払った。3回1死、スタンリッジの外角高めのストレートをジャストミート。打球は右中間席へライナーで飛び込む19号ソロ。苦闘する先発西を援護した。
ペーニャは「入るかどうか分からなかったので、一生懸命走ったよ」と笑った。ソフトバンク戦は大の苦手だった。今季、ここまで27打数3安打。打率にして1割1分1厘。本塁打はもちろん、打点もゼロだった。
打線の中心選手の1人だけに、ペーニャが打つか打たないかは勝敗に直結する。打点なしだとここまで22勝28敗だったが、同カード初打点となり、打点を挙げた試合は19勝3敗と高勝率。さらに、1発が出た試合はこれで14連勝(通算14勝2敗)となった。それを聞き「古巣は関係ないが、毎日そう(打点を挙げる)できるようにしたいね」。
ペーニャは膝の故障でソフトバンクを昨季限りで戦力外になり、オリックスに移籍した。今でも親交がある選手はいても、勝負となれば別。優勝を争うライバルとして、絶対に負けられない。「福岡のファンも応援してくれて、その前で打てたのはうれしい。でも、今はオリックスのために全力を尽くしたい」とあらためてチームへの貢献を誓った。
森脇監督は「あの弾道で入るとは思わなかったが、さすがだね。あれは大きかった」と助っ人の効果的な1発をたたえた。打ち合いを制して首位を奪回。次は首位固め。そのためにも、助っ人大砲はさらにその打棒を爆発させる。【高垣誠】



