<ヤクルト5-4中日>◇8日◇神宮

 中日浅尾拓也投手(29)がまさかまさかまさか、3戦連続の救援失敗だ。1点リードの7回から登板。四球と内野安打で2死一、二塁とされ、比屋根に逆転の2点二塁打を浴びた。スライダーが浮いたのかの問いに「そうですね…」と話すのが精いっぱい。復活登板で力投した吉見の勝ちを消した右腕は、今季ワーストタイの5連敗の責任を一身に背負った。

 ストライクとボール球がはっきりし、この日も浅尾らしさはなかった。右肘故障から6月初旬に昇格後は9試合連続無失点。だが2日DeNA戦では4失点と大崩れ。5日巨人戦では高橋由に逆転3ランを浴びた。救援で3戦連続失点は、中継ぎに転向したばかりの09年5月以来5年ぶり2度目の“事件”。森ヘッドコーチは2軍落ちについて「わからん」と厳しい表情だ。

 この日は浅尾ばかりも責められない。逆転打を浴びる直前、2死から山田を遊ゴロに打ち取っていた。ところがエルナンデスの送球が緩慢で、内野安打。素早くさばいていればチェンジで、浅尾は無失点だった。谷繁兼任監督も「前にもやってる。1つのアウトを必死に取らないと」とおかんむり。ついに首位巨人とは最大の9・5ゲーム差となった。【松井清員】