<楽天12-5日本ハム>◇8日◇コボスタ宮城
デーブ代行が本拠地初勝利だ。楽天は1回、西田哲朗内野手(22)の4号3ランを含む5安打で、一気に6点を先制。3回までに10点を奪う猛攻で、日本ハムを圧倒した。大久保博元監督代行(47)は本拠地初采配を大勝で飾った。今日9日の日本ハム予告先発は大谷翔平投手(20)。大久保監督代行は「プランは立っている」と攻略に意欲をみせた。
インタビュールームに、大久保監督代行の、ノドを使いすぎてガラガラになった声が響き渡る。「きっちりプラン通り!
予定と仮説を立てて、乗っかっていけた」と、1回の攻撃を満足そうに振り返った。
何しろ一気に6点だ。今季は縁がなかった大量リード。結果を残したのは「最近は、ヒットを欲しがらないようになりました」と話す、成長株の西田だった。2死一、二塁、カウント2-1からのスライダーをすくい上げた。大きな弧を描いた4号3ラン。本拠地では初めてのアーチだった。「コボスタでホームランを打てていなかったので、良かったです。久しぶりのホームゲーム、東北のファンの前で打てたのが何よりですね」と笑顔で言った。
西田までのつなぎも良かった。先制は5番牧田の遊ゴロだった。1死満塁での併殺崩れ。藤田の適時打でベンチに戻った牧田は、大久保監督代行に「すいません」と頭を下げた。大久保監督代行は「いいから!
打点、挙げてるじゃん!」と明るくねぎらった。確かに遊ゴロは凡退だが、先制点をマークした意義ある凡打と受け止めるのがデーブ流。むしろ、5番で先制したことを喜んだ。
試合前だ。バント練習をする牧田に「遠征は旅行みたいなもんだったな」と朗らかに声をかけた。大阪、福岡と2カード連続で先発出場のなかったことを指摘したもの。その後「やっと左(武田勝)が来たからな。1本頼むぞ」と言い足した。デーブ流の愛のゲキに、牧田は「本当にカラ出張でしたからね。今日はやりますよ!」と、意気込んだ。同監督代行の明るさが、ナインを前向きな気持ちにさせている。
今日の相手は難敵大谷。大久保監督代行は「プランは立ててる。分かり合って、共に進むだけです」と笑顔で言った。【金子航】



