<西武10-5ロッテ>◇9日◇西武ドーム

 西武が「イケイケ野球」で今季初の4位に浮上した。3点を追う2回2死一、三塁から4連続適時打で一挙5得点。ビハインドから主導権を一気に握っての快勝に田辺徳雄監督代行(48)は、「今のうちの野手陣は何とか点を取ってくれるだろうと。信頼して強攻、強攻でいったけど、よく応えてくれました」と選手をたたえた。

 監督代行を託されて約1カ月。まず掲げたのは「選手には気持ちよくプレーしてもらいたい」という思いからの“のびのび野球”だった。その理念は、きつく縛りをかけない采配にも表れる。「小技を絡めたいけど、そういうカウントにならない」と苦笑いしながらも「だから、あえて初球から行け、と指示を出している」。若手、ベテランを問わない選手への信頼が、イケイケの勢いを生んでいる。

 今季2度目の4連勝で4位。それでも「ゲーム差を縮めたことにしかならないから」。その目は上だけを見据えている。【佐竹実】