<ヤクルト0-4中日>◇9日◇神宮
中日が新3、4番の活躍で連敗を「5」で止めた。21試合ぶりに3番を任された森野将彦内野手(35)が昨年8月以来となる1試合2本塁打をぶっ放せば、4番エクトル・ルナ内野手(34)も12号2ランをマーク。試合は6回表で降雨コールドと、天の神様も竜を援護?
びしょぬれになりながら1発攻勢で雨中の試合を制した。
森野が2発の本塁打で雨中決戦にケリをつけた。試合終了後にベンチから出てきたヒーローは降りしきる雨に打たれながらも、晴れやかだ。「雨というのもあったし、なるべく早く点を取りたいと思っていた。それがホームランという形になった」。狙って打ったわけではないだろうが、頭の中には本塁打のイメージは確かにあった。
午後5時ごろから強く降り始めた雨の影響で32分遅れで試合がスタート。ナインもスタンドのファンも降りやみそうにない夜空を見上げていた。成立も危ぶまれる状況。どう転ぶか分からない試合。そんな状況で、先制点をたたき出したのがエルナンデスに代わり、6月6日楽天戦以来21試合ぶりとなる3番で出場した森野だった。
1回。2死走者なしでヤクルト石山の内角直球を積極的に振った。伸びのある打球が右翼席にズドン。24試合ぶりとなる6号ソロを放つと、3点リードの5回には2死から直球をたたいてこの日2本目となるアーチを左翼席に突き刺した。
「打順が変わったけど、自分のバッティングをしようと思った。(2本目は)いいバッティングが出来た」
マウンドの砂が入れ替えられるなど3度の中断を経て、6回表に降雨コールドとなったこの試合。背番号7の集中力と技術がなければ、違った方向に傾いていたかもしれない。
何よりも連敗が止まった。7月2日DeNA戦から始まった黒星が5つでストップ。ヤクルト戦の連敗も5で止まった。谷繁兼任監督も森野の3番起用が的中。「こういう天候の中で相手よりも集中力があった」と目を細めた。試合後の森野の言葉は力強かった。「まだまだここから勝てばチャンスがある」。逆転Vを誰も諦めていない。【桝井聡】



