<西武2-1オリックス>◇11日◇西武ドーム

 オリックスが首位のイスからまた1日でずり落ちた。今季4度目のサヨナラ負けは延長12回。6番手馬原が1死も取れず、満塁として悲劇にのみこまれた。

 不敗神話がストップした瞬間だった。9回、ウィリー・モー・ペーニャ外野手(32)が右翼ポール際へ起死回生の同点21号ソロ。10日ソフトバンク戦の決勝3ランに続き、2試合連続で貴重な1発だ。大砲が本塁打した試合は15連勝中だっただけに、ベンチは沸き立ったが、この日ばかりは勝ち越し点が遠かった。ソフトバンク時代の12年に記録した自己最多21本に並んだP砲のポリシーは「チームの勝利に貢献できたかどうかが重要」。それだけに、敗戦に唇をかみしめ無言で引き揚げた。

 森脇監督は「粘り合いみたいで、どれだけ粘れるかだったが、最後は耐えきれなかった」と歯ぎしり。1回2死満塁など、攻め込みながら決定打がでない。三振ゲッツーを含め3併殺。西武を上回る6安打10四球を得ながら、ソロ本塁打による1点どまりで投手陣を援護できなかった。これで延長戦は今季2勝5敗と負けが先行している。

 指揮官は「こういう試合をもぎ取る強さがまだまだ必要だと教えられた。選手は最善を尽くしてくれたが、今日は向こうが上回ったということ。明日以降に生かせばいい」と、必死に前を向いた。【高垣誠】