<オリックス3-7日本ハム>◇5日◇ほっともっと神戸
屈託のない陽気な笑顔で帰ってきた。日本ハムのルイス・メンドーサ投手(30)が満面の笑みでウイニングボールを手にした。「勝つことができて、最高の気持ちだよ」。6回5安打3失点。4四死球と荒れ気味だったが、踏ん張った。安打を許したのは6番ヘルマンと7番坂口だけ。上位打線はきっちり封じた。7月5日ロッテ戦(QVCマリン)以来2カ月、7戦ぶりの5勝目で、ようやくモヤモヤが晴れた。
さすがに心は弱っていた。打線の援護なく黒星を重ねたシーズン前半戦とは違い、後半戦は打ち込まれて降板することが多かった。「精神的に苦しかった」。人前では明るく接していたが、気心知れる水原通訳にそっと胸の内を明かした。「ツイていない男だな…」。うまくいかない現状に、思わず嘆くこともあった。
8月24日にリフレッシュも兼ねて2軍に降格した。再調整中は好調だった春先のビデオを繰り返し見た。開幕直後と現在で、投球フォームのズレを発見。微調整して臨み、待望の結果を手に入れた。「もうシーズンも終盤。ここから、がんばっていきたいね」。前向きで頼りになる助っ人に、明るさも戻った。【木下大輔】



