<中日7-2阪神>◇6日◇ナゴヤドーム
阪神がもどかしい攻撃で中日に連敗した。6回に勝ち越された直後の7回1死満塁。得点圏打率チームトップの鳥谷で期待が高まる。中日は、カウント2ボールで前進から中間守備へと切り替えていた。その3球後。カウント3-1から、まさかの二ゴロ併殺となり、機運がしぼんだ。
和田豊監督(52)は「うちの最大の得点パターン。そこで取れなかったのだから仕方がない」と割り切るしかなかった。前日5日には49歳山本昌に最年長勝利を献上。指揮官が「ちょっと重くなっている」と心配した打線は、点の取り方を忘れたようだった。沈黙が支配する敗者の行進。唇をかんだ指揮官には、苦悩の表情がにじみ出ていた。
好機での併殺は2イニング連続だった。6回。1死から鳥谷を皮切りに4連打で同点にした。なおも1死一、三塁。伊藤隼のフルカウントで一塁走者今成を走らせた。空振り三振となり、谷繁の二塁送球を見て「何とかセーフになりたかった」と三塁からマートンが本塁へ突入したが、本塁転送されて刺された。最悪の三振併殺に終わった。
勝負どころで何をやってもうまくいかない。和田監督も「こっちも内容は悪くないけど、いい当たりが外野の守備に捕られてね。こっちは防げるところを防げなかったり。シーズン何回か試練の時期が来る。ここまで頑張って、踏ん張ってきたので、ここでズルズルいかないように」と嘆くしかなかった。貯金が6まで減ったのは8月16日以来。今季阻止してきた同一カード3連敗の危機。首位巨人とは4・5ゲーム差。週明けは巨人、広島との直接対決へ弾みをつけるもくろみは、どこへやら…。阪神が向かっていたはずの「天王山」ではない、試練の道を歩んでいる。【近間康隆】



