<日本ハム5-0オリックス>◇15日◇札幌ドーム

 オリックスとソフトバンクが3・5ゲーム差のまま、今日16日からのパ・リーグ頂上決戦に突入する。首位ソフトバンクだけでなく、2位オリックスにも優勝マジック点灯の可能性がある京セラドーム大阪での3連戦。逆転Vへ、3連勝へオリックスが挑む。

 後悔と無念は、北の大地に置いて帰る。オリックスは日本ハム上沢に散発3安打に抑えられ、今季12度目の完封負け。ロッテに完敗した首位ソフトバンクとの3・5差を縮める好機を逃してしまった。反省すべき材料、悔やむべき敗因はあった。ただ、森脇浩司監督(54)は今日16日からの本拠地での決戦に目を向けた。

 森脇監督

 今までも反省をバネにして、糧にしてペナントを進めてきた。まずは京セラの3試合、明日(16日)の1試合にきょう出し切れなかったものを全部出しきるようにしたい。

 京セラドーム大阪でソフトバンクを迎え撃つ。初戦の西に続き、17日はエース金子、18日は松葉を立てる予定だ。3連勝すれば、首位逆転はないが、残り試合が多いため、オリックスは2位でもマジックが点灯する。

 前回(2~4日)の直接対決3連戦は、敵地で2敗1分けと苦汁をなめた。中5日で3日に先発した金子は6回途中6失点だったが、中6日で投げた10日楽天戦は完封勝利でチームのソフトバンク追走に弾みをつけた。今回も中6日で明日17日のマウンドに立つ。先陣を切る西は、11日楽天戦の雨天中止で中11日の登板。森脇監督は「きっと大丈夫!」と12勝右腕からの逆襲劇を宣言した。【堀まどか】

 ▼パ・リーグは今日から首位ソフトバンクと2位オリックスが直接対決。ソフトバンクは最短17日にマジックが点灯し、○○でM7、○△でM8が出る。逆に、オリックスが○○○ならば、18日に2位のオリックスにM13が点灯する。このカードはソフトバンクの10勝9敗1分けだが、ヤフオクドームでソフトバンクの8勝2敗1分けに対し、京セラドーム大阪ではオリックスが7勝1敗(他に、ほっともっと神戸でソフトバンク1勝)。京セラドーム大阪ではオリックスが大きくリードしているが、どちらにマジックが点灯するか。