<ロッテ2-9日本ハム>◇25日◇QVCマリン
クライマックスシリーズ(CS)も任せた!
日本ハムのルイス・メンドーサ投手(30)が、悪天候の中、ロッテ打線を7回2失点に抑え7勝目を挙げた。9月はチームトップの3勝目で大谷、上沢に続き、進出が濃厚なCSでの先発が当確。オリックスの勝利で3位以下が確定し、CS本拠地開催は消滅したが、助っ人の頼もしさが増してきた。
堂々と立ち向かった。メンドーサが逆境をはねのけた。1回の登板前に16分間の雨天中断に見舞われた。試合前から気がかりだった天候。「常に心の準備はしているので、全く問題はなかったよ」。グチャグチャに崩れたマウンド上で、方向転換した。「力んではダメ。コントロール重視でいこう」。1回を3者凡退に抑えると、不安から抜け出した。序盤から大量の援護を受けて波に乗った。7回4安打2失点。許した失点は、いずれも内野ゴロの間に与えたもの。雨風にさらされても凜(りん)と立ち続けた。
底力を見せた。最低でも5人が必要なCS先発陣の1枠を確実にした。再調整明けの登板4試合は3勝1敗。防御率2・43と終盤にきて抜群の安定感を発揮している。首脳陣の高評価もゲット。栗山監督は「本来のメンディのプライドを見た気がする。まだオレの中ではプレーンだから」と独特の言い回しで可能性を示唆。厚沢投手コーチは「(CS先発起用は)もちろん、もちろん、もちろん」と繰り返し太鼓判を押した。若手の台頭が目覚ましい先発陣の中で、経験豊富な元メジャーリーガーがスパイスを効かせている。
心強い「翔」運アップのグッズが力になっている。再昇格後、初戦となった5日オリックス戦の登板直前。中田からのサプライズなプレゼント。金色を基調に緑色のラインがアクセントになっているネックレスをもらった。普段は敬遠しがちなド派手なアイテムだが早速、身に着けて登板すると復帰後初勝利。次戦で自身初の連勝と、勝運アップにつながっていると信じている。「驚いたよ」。中田からは顔を合わせるたびに「それのおかげやな」とイジられるが、感謝の気持ちを投球で返している。
その中田の先制弾が強烈な後押しになった。援護に恵まれず、白星を逃すことが多かったが、大きなサポートを得た。「モチベーションは上がるね。(雨天中断時は)投げたくて投げたくて、しょうがなかったよ」と、チームの連敗を2で止め、顔をほころばせた。9月はチームトップの3勝目。頼もしい助っ人が存在感を大きく放ち始めた。【田中彩友美】
◆日本ハムのCS先発投手事情
ファイナルステージまで考えると5枠が見込まれる。唯一2ケタ勝利(11勝)の大谷、上位2チームに対する防御率(オリックス2・64、ソフトバンク1・50)が光る上沢、9月好調メンドーサの右腕3人が確実視される。オリックス戦の防御率2点台の浦野、対ソフトバンク3戦3勝をマークする中村の両右腕も有力。ソフトバンク戦で好投実績のある木佐貫、開幕投手の吉川は微妙な状況だ。



